サービスマニュアルとは …… 整備に必要な諸元、点検の方法や劣化判定及び部品交換の判断基準、分解組立時の手順と注意事項、ボルト類の締め付けトルク、油脂の塗布位置と種類、専用特殊工具などの情報が掲載されています。
パーツリストとは …… 図解で部品発注の際必要な部品が記載されています。古い部品は入手が難しいので、同年代の同じような排気量の車種のパーツリストも参考になります。
サービスマニュアルなどは、昔から「業者用」のために発行部数が限れています。したがって現存するものの多くはバイク屋さんが実際に使用し放出されたもので、油汚れやメモ書き、破れのあるものが多く見受けられます。
特に人気のある旧車のものは、発行されてから50年以上も経つと原本も少なくなり、あってもプレミアがつき、高価でなかなか入手しにくくなっています。
レストアするためには、サービスマニュアルとパーツリストは必ず必要です。専用のサービスマニュアルで整備して、専用のパーツリストでパーツを発注します。パーツが無ければ、その車種に近い当時の車種のパーツリストにて再度探してください。意外に共通部品として見つかる場合があります。
